たまには色のお話も。
「ひわ色」は鳥のヒワ(鶸)の羽の色からついた色です。
黄緑系の色ですが、よくある黄緑よりも
黄色っぽい色を指すようです。
調べてみると、マヒワはスズメ目アトリ科ということですが、
私にはピンときません。雀に似てるのかなというぐらい。
なんでも、秋に大群で北から渡って来るそうですよ。
ひわ色は黄緑ですが、昔はヒワは黄色い鳥の代表だったようで
「金糸雀」と言ってたそうです。
17世紀初めの日葡辞書でも、「ひわ」は黄色の一種とされてたらしいです。
その後、18世紀にカナリアが入って来てからは、
カナリアが黄色い鳥の代表になり
「金糸雀」はカナリアの当て字に使われるようになったとか。
色名としての「ひわ色」も昔から使われているようですが、
最近はめったに聞きませんね。
比較的最近では、宮沢賢治の「春と修羅」(1924)に
こういう例があるそうです。
「二ひきの馬が汗でぬれ 犁(プラウ)をひいて
もそもそ往ったりきたりする
それはひわいろのやはらかな山のこっちがはだ」
布がたりの一越ちりめん「ひわ色」には
樹脂加工をしたちりめんカットロールもあります(5cm幅と22cm幅)。
ほつれにくいので、工作などにも便利ですよ。
よかったら見てみてくださいね。
左の画像は、綿キャンブリックの「オレンジ」ですが、最近は「だいだい色」という言い方をほとんど聞きませんね〜。
昔は、もっと使っていたように思うんですが。
今の子供や若者たちには「だいだい色」が通じなかったりして・・・。
そうなら、自分が年寄りみたいでショックかも。
あえて聞かないことにしよう・・・。
だいだい色って響きもなんだかかわいいのに、使われないのは寂しいですね。
この色名はもちろん果物のダイダイ(橙)から来ていて、
明治以降に使われるようになった思ったより新しい色名らしいですが、
どうして「ダイダイ」って言うか知ってましたか〜?
私は最近知って、へぇ〜〜っ!でした。
熟しても実が落ちにくく、収穫しなければ2〜3年も枝についているところから
「代々」というようになったそうです。
お正月に飾るのは、子孫繁栄の願いをこめてということらしいです。
「ベージュ」というのはとても幅の広い色名だと感じます。
薄い茶系の色はみんなベージュ、のような。
布がたりでも、いろいろな商品にベージュ色があります。
ベージュってもとはフランス語なんだそうです。
そう言われてみると、フランス語っぽい響き。
100年ちょっと前頃から英語になったそうです。
日本語にはいつからなったんでしょう??
ベージュは、もともと加工していない自然のままの羊毛の色を
指したそうですが、今は英語ではピーチ・ベージュ(桃の果実のような色)や
サンド・ベージュ(砂の色に近い色)などという言い方もあるようです。
うんうん・・そういう色ね、って想像できますよね。
布がたりのコットン・キャンブリックにも
無地のベージュの生地がありますが
これはどんなベージュという感じでしょう??
昨日書いた「一越ちりめん」おかげさまさまで、売れ過ぎです(嬉し涙)。
追加入荷をお待ちいただいている皆さま、すみません。
2、3日中にはお送りしますので、どうぞ楽しみにしていてください。
無地の方は今回は2色のみの入荷ですが、そのうちの1色は
←こんな色、「ひわ色」という色です。
ちょっと聞き慣れない名前ですよね。
漢字で書くと「鶸色」、これで想像がつくように
ヒワという鳥にちなんでついた名前だそうです。
ってどんな鳥?? 私は頭に浮かびませんが・・・
また調べてみることにします。
この鳥の羽を連想させる色らしいです。
黄緑なんですが、強いトーン(しっかりした色)です。
ひわ色を調べていたら、こんなのを見つけました。
宮沢賢治「春と修羅」小岩井農場
「二ひきの馬が汗でぬれ 犁(プラウ)をひいて
もそもそ往ったりきたりする
それはひわいろのやはらかな山のこっちがはだ」
布がたりの「一越ちりめん:ひわ色」もこちらで見てくださいね。
レーヨン一越ちりめんページ
年末、布がたりに無地のポリエステルちりめんを入荷しました。
ポリちりめんは洗えるので便利とご好評です♪
洋服にしてもじゃぶじゃぶ洗えますから安心ですよね。
6色あるのですが、その中に「薄朽葉(うすくちば)」という
少し聞き慣れない色があります。
その字の通り、「朽葉」は葉が落ちて朽ちたような色という意味で
その薄めの色が「薄朽葉」です。
「朽葉」は色名としては歴史が古く、平安時代から使われていたそうです。
薄朽葉の他に濃朽葉、赤朽葉、青朽葉、黄朽葉など
様々なバリエーションがあり「朽葉四十八色」ともいわれたとか。
ポリちりめんの「薄朽葉」はたとえて言うなら
ベージュとモカの間のような色です。
布がたりで少し前から販売中の無地コットン・シーチングに「もえぎ」という色があります。
このようなあざやかな黄緑なんですが、この色名にはあいまいな点があるみたいです。
平安時代に初めて使われた色名だと本に書いてありましたが、
その頃から今に至るまでにいろいろと変遷があったのでしょうか。
漢字でどう書くかというのにもいろいろあって
「萌黄」「萌葱」「萌木」と3つも発見しました。
さらにややこしいことに、JIS(日本工業規格)の色名では
「萌黄(または萌木)」と「萌葱」は別の色とされているようです。
「萌黄(萌木)」は黄緑色なのですが、「萌葱」は暗い緑色、
ネギの萌え出るような青色がかった緑色(う〜ん、わかりにくい)だそうです。
「萌葱」の方は比較的新しい名称で、古くは「萌黄、萌木」の字を
あてていたともありました。
まあ〜なんともややこしい、まぎらわしいーですね。
でも一応、もえぎは黄緑色を表す代表的な伝統色名だそうですから
覚えておこうと思いました。
ちなみに、昔は若く見せるための若作りの色だったそうです。
おもしろいですね。
今も黄緑色を着れば若く見えるでしょうか?! ちょっと疑問かな??
前回は桃色のことを書きましたが、今日はそれに関連してピンクについて。
「ピンク」はもちろん、英語の"pink"が日本語になったものですが
英語のpinkには「セキチク、ナデシコ」の意味もあります。
pink色というと、もとはセキチクやナデシコの花の色を指すものだったそうです。
pinkという色名が使われるようになったのは16世紀頃だそうですから、
それほど古い名称ではないんですね。ちょっと意外。
ピンクと言うと、外来語だし少し外国っぽい感じがしますが、実はなでしこ色。
なでしこと言えば、大和撫子=日本人女性。
そう考えると、ピンクという名前にも親しみを感じます。
前回は「桃色」が使われなくなると寂しいと書きましたが、「ピンク」にも傾いてきました。(^^)
せっかくなので、「なでしこ色」っていうのはどうでしょうね?
今度、布がたりの商品名で使ってみようかな。
と言いつつ、今日は無地ちりめんの新色「ピンク」をアップしました。こんな色です。新着情報メールでのお知らせは、他の新商品もアップしてからにしますね。お楽しみに♪
最近は「桃色」という言い方をあまり聞かなくなりましたね。
「ピンク」ということの方が多いように思います。
さて、その桃色。日本では桃の花のようなピンク色を指しますが
英語のピーチ(桃)という色名は桃の果肉の色を表すのだそうです。
同じ「もも色」でも花と果肉なんですね〜。
そういえば、女の子のお祭りは桃の節句で、桃の花を飾るし
桃の花は古くから日本人に愛されていたのでしょうね。
色の話に戻って・・・「桃色」ってかわいい響きだし、使われなくなると寂しいなあと思います。
と言いながら布がたりでも「ピンク」の方を使うことが多いです。でも、これは桃色!という無地の生地が入った時には、ぜひ使ってみたいと思っています。
色名についての第一弾は、無地コットン・シーチングにある「かめのぞき」という色について。
「かめ」は亀ではなく甕です。「のぞき」は除きではなく覗きです。
かめのぞきは、おおざっぱに言えば水色ですが、その名前の由来は・・・
藍染めの染料の入った甕(かめ)の中にちょっと浸して染めた淡い色というのが一般的なようです。
別の説として、水の入ったかめに空の色がうつっているのを覗いて見た色、というのもあるそうです。
どちらも納得できる説ですね。
布がたりで扱っている無地コットン・シーチングの「かめのぞき」はこんな色。少しくすんだ感じのやさしい色調です。
布がたりとfabric TALESで扱っている生地(特に無地のもの)に、さまざまな色の名前がついていることにお気付きの方もいらっしゃると思います。
実は、これでけっこう悩んでいるんです〜。メーカーのつける品番は数字やアルファベットなので、色の名前はついていないんですねー。
でもそれではあまりに味気ないし・・・と思って、自分で色名をつけているんですが、これまた大変!
たとえば、同じ色を見ても人によって思い浮かべる色名が違ったり、逆に同じ色名からイメージする色に違いがあったりしますよね?
なるべく多くの人に実際の色目を正しくわかっていただけるようにと考えていますが、もしかしたら「あれ? こんな色なの?!」と思われることがあるかもしれません。そんな時はすみません m(_ _)m
色名については私も勉強中ですが、
なるべく正確に
よく似た色と紛らわしくないように
(時には)せっかくなので素敵な和風の名前を・・・
などといろいろな思いをこめて名前をつけていますので、暖かく見守っていただけると大変嬉しいです(^^)
中には聞き慣れない色名もあるかもしれません。そんな名前については、今後少しずつ書いてみたいと思います。