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布がたりへの思い

布を取り巻く環境は変化しています。
伝統が失われることなく
美しい和布が今後も
数多く生み出されますように。
和布が末永く愛されますように。

布を愛して

布が好きでたまらなく

ここに来てくださった方は、布が大好きな方ばかりだと思います。私も布を愛してやみません。
洋裁や手芸好きの祖母・母と暮らし、幼いころから布に囲まれて、布で小物や洋服を作ることが日常的な生活を送っていました。

布に囲まれているだけでなぜかワクワクする♪
平面の一枚の布地が、自分の手によってさまざまな形となり、小物や洋服になるという喜び♪

一度は他の仕事に就いたものの、そんな感覚が忘れられず、趣味が高じて・・・この仕事を始めました。

生地屋さんが減っている時代に

手作り好きの皆さまにも、このような楽しさはきっと共感していただけると思います。
でも、何かを作ろうと思っても、最近は生地を探すだけで一苦労。そんな経験はありませんか?
残念なことに、街からは年々、生地屋さんが減っています。
何でも売っているこの時代、手作りをする人が少なくなっているので、それも仕方のないことかもしれません。

布がたり開店

布がたりへの思い

とは言え、布好きにとってはとても寂しいことです。
こんな現状を変えることは難しいですが、
布を探している方に少しでもお役に立てればと思い、
2002年に布がたりのお店を始めました。

布を探して

布選びへのこだわりと難しさ

布がたりで販売している生地はすべて、店主である私自身が選んでいます。
納得の行く品質・デザインのものしか仕入れていません。
街の生地屋さんが減って行くのと同じように、実は問屋さんも減っています。
生地問屋だったのに、いつのまにか洋服屋さんに変わっていたり、閉店していたりということもあります。

伝統産業の後継者不足も

ちりめんや西陣織などの伝統産業では、職人さんたちの後継者不足による廃業も多く、
以前のような安定した製造が難しくなっています。
そんな中、喜んでいただける生地を一生懸命に探しています。
大手のお店のような品揃えは難しいですが、そのかわりに、どの商品にも深い思い入れを持っています。

染工場

京都にあるちりめんの染工場。熟練の職人さんの手作業により染められていきます。

伝統の財産

染料(写真・左)を配合して染めていきます。染色用の型(写真・右)は膨大な数が保管されています。
その1枚1枚が伝統の財産です。

地の利を生かし

布がたりのある奈良県香芝市は、大阪まで30分、京都までは1時間ほどの場所です。
大阪はご存知の通り、古くからの「繊維の町」で
繊維メーカーや生地問屋さんがたくさんあります。
京都はもちろん日本の染織の都で、着物や帯の製造元が数多くあります。
この地の利を活かし、時間を見つけては仕入れ先に出向くようにしています。
わざわざ行かなくても仕入れをすることはできますが、
実際に行くと思いがけない生地に出会えたり、役に立つ情報を教えてもらえたりします。

布がたりへの思い

和の布にこだわって

和の布が売っていない?

布がたりでは特に和風の布にこだわって品揃えをしてきました。
洋風の布はわりと見つけやすいのに、それにくらべて和風のものをそろえているお店は
少ないからです。
和風にも昔から伝わる美しい柄や粋な文様がたくさんあるというのに、日本でそれを
見つけるのがむずかしいのはおかしいと思いました。
洋装が一般的になって以来、和風は着物や伝統的なものに限定されるようになって
しまったからだと思いますが、
今では着物用の生地以外でもさまざまな和風布が生産されています。

布がたりへの思い/p>

京都のちりめん製造元で。色とりどりの布たちがぎっしり並んでいます。

和柄デニム

和風・洋風の区別なく楽しめれば

私自身、洋風の生地ももちろん大好きで、ふだんのお洋服でも
洋風の柄をよく着ていますが、それと同じように和風が
あってもいいなあと思っています。
洋風・和風どちらも選べるぐらいにいろいろあって、
どちらも同じように当たり前のものとなって欲しいなあと。
着物は和風、洋服は洋風という既成概念も必要ないと思います。
最近は、洋の要素をとりいれた着物や浴衣もありますが、
逆にもっと和テイストの洋服も増えれば楽しいでしょう?
なければ、作ってしまうっていうのも!洋服でなくても、
小物やかばんなどでもいいですしね。

ちなみに、外国の生地メーカーも日本風の生地を製造して
いますが、日本人から見るとどこか違う。
これが日本の柄だと思われたら困るなぁと正直思ってしまいます。
外国ではそういう柄が好まれるのかもしれませんが、
日本できちんと和の伝統を伝えていくことも必要だと感じます。

布がたりへの思い 私も時間を見つけては手作りを楽しんでいます。

和風布の見直し

こんなことを考えて、布がたりでは和風の布をたくさんそろえることにしました。
最近はライフスタイルのあらゆる面で和の良さも改めて見直され、和風の布地を求めていらっしゃる方も増えているようです。
それにこたえて、生地メーカーも和風を充実させるようになっています。伝統的なものはもちろん、現代風のデザインやかわいい柄など
実に多彩ですので、 特に和を意識しなくても気軽に取り入れられるようになってきたと思います。
和の見直しが一時的なブームなどではなく、当たり前のものとして定着することを願っています。
布がたりでも、これからもいろいろな和布をご紹介していくつもりです。

布を届けて

始めて良かった

こんな時代に、よりによって生地屋なんて・・・と言われながらも布がたりをオープンし、それ以来、たくさんの手作り仲間の皆さんに
生地をお届けしてきました。 喜びのお声をいただくことも多く、そのたびに始めてよかったと思っています。

私のよく行く洋裁材料屋さんは、
「今の時代に洋裁している人には頑張って欲しいから」
と言って、いつも安く分けてくれます。
際限なくという訳にはいきませんが、
私もそんな気持ちです。

量販店のような価格設定はできませんが、
常に適正な価格を心がけています。
激安のものはなくても、案外安いと思って
いただける商品もあると思います。
もし他とくらべて高いものがあれば、
それは私の問屋さん・メーカーさんとの交渉不足です。
どうかお許しください。

布がたりへの思い

布を届けて

布がたりにこめた想い

「布がたり」というお店の名前は、布の織りなすものがたりをお届けしたい、
布でものがたりをつむぐお手伝いをしたい、という想いでつけました。
幸い、多くの皆さまから喜び・励まし・共感のお声を頂き、とても嬉しく思っています。
手づくり仲間でもあるお客さまのおかげで、いつも発見があり、新たな布の素晴らしさにも気付かされます。

オリジナル生地の企画も

開店から15年以上経って、長いお付き合いになるちりめんの製造元さんからオリジナル生地を作らないかと
ご提案を頂きました。これもご支援くださっている皆さまのおかげと感謝しております。

末永く皆さまと

これからも皆さまと一緒に布のものがたりを
綴って行けることを心より願っています。
末永くどうぞよろしくお願いいたします。
布がたり店主・上田

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