本金箔一越ちりめん12柄が勢ぞろいしました|レビューキャンペーンのお知らせ
このたび新しく、本金箔一越ちりめんシリーズが仲間入りしました。
折鶴や花、蝶、紅葉などをあしらった古典柄に、本金箔のきらめきが加わった、とても華やかな一越ちりめんです。
今回は、新柄3種×各4色の合計12柄がそろい、通常の10cm単位の切売りに加え、カットクロス12枚セットもご用意いたしました。
本金箔一越ちりめんとは?

「一越(ひとこし)ちりめん」は、細かなシボが上品に入ったレーヨンちりめん生地です。
今回ご紹介するシリーズは、その一越ちりめんの一部に本金箔を箔押し加工した、特別仕様の布地です。
一般的な「金彩プリント」が樹脂に金の粒子を混ぜるのに対して、
こちらは金箔そのものを貼り付けているため、金彩とは金の量・面積ともに一線を画す、高級感あふれる仕上がりになっています。
ハレの日用の小物や、飾り用の布としてお使いいただくと、とても映える素材です。
3柄×4色の12枚セットで楽しむ「飾るためのちりめん」
今回発売したのは、下記3つの図案・各4色展開です。
合計12点を各約34×25cmにカットしたセットをご用意しました。
このサイズの布で御朱印帳も作ってみました。
柄の「どの部分を見せるか」を考えながら、贅沢に使っていただけるサイズ感です。
金箔一越ちりめん12枚セット 各約34×25cm

もちろん、10cm単位切り売りもあります
いつものように、反物から10cm単位の切り売りでもご用意しています。
▼一部商品のご紹介
上記以外の色も含めた一覧は、下記の特集ページからご覧いただけます。
▼本金箔一越ちりめんシリーズ 一覧
https://www.nunogatari.co.jp/p/search?keyword=nhc-fs
レーヨンちりめんと本金箔のお取り扱いについて
今回の本金箔一越ちりめんシリーズは、いずれもレーヨン一越ちりめんに本金箔加工を施した生地です。
長くきれいにお使いいただくため、次の点にご注意ください。
- 水濡れ・湿気・洗濯はお避けください。
- 強い摩擦は、金箔のはがれや生地の毛羽立ちの原因となります。
- アイロンをかける場合は、必ず裏側からあて布をして、低めの温度で軽くおかけください。
「日常使いの袋物や衣類」というよりも、
飾り用・ハレの日用のアイテムに向いた布としてお使いいただくと安心です。
本金箔ちりめん レビューキャンペーン実施中です
今回の発売にあわせて、本金箔一越ちりめんシリーズを対象としたレビューキャンペーンを実施しています。
対象商品をご購入のうえレビューを書いてくださったお客さまに、200ポイントを付与させていただきます。

ご購入後、よろしければ使い心地や作品づくりの感想などをお寄せいただけるとうれしいです。
おわりに
本金箔のきらめきと、一越ちりめんならではの上品な風合いは、写真だけではなかなか伝えきれない魅力があります。
布がたりのオンラインショップでは、12枚セットの全体写真や柄のアップなども掲載していますので、ぜひ商品ページでご覧ください。
ハレの日の小物や飾り、少し特別な和小物づくりに、
新しい本金箔一越ちりめんシリーズが彩りを添えられたら幸いです。
サイトができてから1週間たったかどうかという時に、初のご注文が入りました!
そんなにすぐにご注文があるとは思っていなかったので、これは本当なのか??とちょっと半信半疑。
でも、どう考えても本当だとわかり、落ち着いてご注文を発送しました。
たしか、パッチワーク用の和柄生地数点のご注文でしたが
オープンからまもなくご注文を頂けたことで、インターネットで布を売ることは可能なんだとちょっと自信を持ちました。
サイトができたら見てもらわないと始まらないのですが、
ウェブ広告もなかった2002年当時の集客方法は、掲示板やウェブリング。
ウェブリングなんて、今は存在しないのでは??と思います(^^;)
お互いのサイトを相互リンクして認知度を高めるという方法もありましたね。
私もできることはいろいろ試していました。
が、当時の大きな問題は
インターネットに接続するのが高い!
ということ。
今では信じられないかもしれませんが、家の電話線をはずして
そこにパソコンをつなぐんです。
パソコンにつないでいる間は電話料金がかかる上に、電話もできず。
なので、つないでいる間はいかに効率よく作業をするか、というのが大事。
常時つながりっ放しが一般的な現在からすると、信じられない状況ですね。
お店のページも日本語サイトから作り始めたのですが、
当時は今のように作ってくれる制作会社や、専門知識がなくても自分で簡単に作れるようなサービスもなく、
本を読みながら独学でサイト制作を勉強しました。
ホームページの仕組みは、今に比べると非常に単純なものでしたが、独学はそれなりに大変でした。
商品ページはもちろん、ショッピングカートも自分で組み込んで、という流れで
分からないことがあっても聞く人がいない!というのが非常に困りました。
ああでもない、こうでもない・・・と数日かけて、やっと問題解決!ということもありました。
それでもなんとかサイトが完成。達成感はかなりのものでした。
開店当時の商品は、仕入れてあった和柄のパッチワーク向き木綿生地・約30種類。
商品画像は、写真ではなくスキャン画像。それの方が現物の色に近かったのです。
販売する商品を仕入れたら、お店のサイトを作らなければ・・・
ですが、その前にお店の名前を決めないと始まりません。
「布」という言葉は必ず店名に入れたいなぁ~
英語のショップ名はどうしよう~
と考えに考えて
「布」のものがたりを紡いでいくという想いをこめ
布がたり
英語では Fabric Tales
と決定!
布にまつわるものがたり
布をつくる皆さんのものがたり
布を使うお客様のものがたり
・・・いろいろなものがたりを紡ぐ一端を担えれば、布を愛する私にとっては幸甚です。
最初はなかったのですが、今はお気に入りのロゴも^^

パッチワーク向きの生地を販売すると決定し、商品の仕入れを開始。
少量ずつでも仕入れできるルートを探し、なるべく少量・多品種の品揃えを目指すことにしました。
大阪や東京で商品を仕入れ、約30種類の木綿生地を用意。
いざ和風柄を探してみると、「ザ・和柄」改めて、和柄のおもしろさを発見しました。
その頃に販売していた生地はもうありませんが、一部画像が残っていました。
人気のあった小梅柄のドビー織コットン生地、可愛く上品で私もお気に入りでした。

「布が好き」といっても、それがどう仕事になるのか――もいろいろ考えました。
・好きなことは仕事にせず趣味にとどめておいた方がいいという考えもある。
・布が好きだから布を売るのか、布で作る人になるのか、作ったものを売る人になるのか。
・布を売るならどんなものを誰に売るのか。
…などなど。
プロヴァンス地方のプリントも好きで、ひとりで南仏旅行をしてみたり。

外国の生地を輸入することも考えましたが、最終的に日本のパッチワーク向き木綿生地をインターネットで海外に売ることに決めました。
通販は生地の素材感を伝えにくいですが、パッチワーク向きなら一定の質感が共通認識としてあるのではと考えたからです。
英語サイトを作って海外に売ると決めたものの、いきなり海外向けに販売するのはハードルが高いので、まずは国内向けから始めることにしました。
2022年5月で、布がたり開店から満20年を迎えることができました。
ありがとうございます!
ネット通販の歴史とも重なるこの20年を、少しずつ振り返ってみようと思います。
布がたりは店主・上田が、ただただ《布が好き♪》の思いで始めたインターネット通販専門のお店です。
始める前は、布や手作りとはまったく無縁の仕事をしていたのですが、それを一生続けることに疑問を感じ、別の可能性を探り始めます。
別の仕事を決めるにあたり考えた条件は3つ。
・好きなことをしたい
・ひとりで始められる
・それほど資金が要らない
好きなこと=手作り、特に布を使うこと⇦これは自分の中で明確でした。
幼稚園の頃からいろいろな手芸を楽しんでいて、思い出せるところでは・・・
ビーズ、刺しゅう、編み物、フックドラグ、アートフラワー、パッチワークキルト、洋裁などなど
どれも楽しかったです(^^)
祖母や母から教わったり、本を見て始めたり、見よう見まねだったり…やり方はいろいろですが、
何かができた時の喜び・達成感は何にも代えがたく、いろいろなことに挑戦していました。

▲写真は、母から譲り受けた約50年もの(?)の職業用ミシン
これでいろいろ縫いましたが、まだまだ現役です
そんなことを改めて思い出した、布がたりの開店前です。